2006年8月31日
▼ ザク屋根の修復

(内町 東勝楽丁 岩橋家)
内町東勝楽丁 岩橋家のザク屋根(柿葺き)の修復が始まりました。
前にお話しした「苔生してくる」と屋根の寿命、
岩橋家はその段階に来たようです。
下で一枚一枚「ザク」を造り「木の梯子」で、
屋根に運び敷き詰めていきます。
全部の屋根を修復するには相当な時間がかかると思われます。
機会が有れば是非角館に訪れて、
この修復を見て、伝統、伝承、地道な技、匠の素晴らしさを、
ご覧下さい。
都会の家でのトタン屋根葺きでは、
この様な素敵な景色にならないし、物語にも成りません。
武家屋敷、樹木、木の梯子、
時代を超えた建物、古木、技、道具だからこそ、
この心に染みる景色が成立するのかもしれません。
投稿者 角館町観光協会 : 07:08 | コメント (0)
2006年8月30日
▼ 歴史が造る物語

(外町 下新町 安藤家)
外町 下新町 安藤家 座敷蔵の扉です。
黒漆喰に波模様の鏝絵(こてえ)、
華やかな設えに安藤家の商品が映えています。
さすが旧家、商家の店構えで、
華やかさと重厚さが見事に解け合い、
絶妙な雰囲気を醸しだしております。
正面の蔵戸は「けや木」に「角館春慶(かくのだてしゅんけい)」の漆塗です。
黄色身が強いのが角館春慶の特長です。
その蔵戸の前に飾っているのが「書類箪笥」と書いて
「しょるいたんじ」と言い(安藤家の言い伝)、
今の金庫、パソコンの替わりで、
台帳、証文を始め店の関係書類全てを入れていた箪笥だそうです。
大正期まで「たばこ商」も営んでいたとのことで、
その書類の量たるは莫大な物だったでしょう。
その右手前のは箱は「銭箱」と書いて「ぜんばこ」と言い、
今のレジスターで、お金を入れるだけの為に直径約4㎝の穴が開いていて、
番頭か店主だけが錠まいで開けることが出来る構造だそうです。
その他、色々な不思議が旧家にはあり、
歴史を経なければ造り出せない物語です。
現在、店の前に自前で置山を造っております。
どの様な置山に成るのか、人形が乗るのか楽しみです。
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先日戴いたコメントへの返信
観光人様
コメント有り難うございます。
是非お祭りに角館にお越し下さい。
角館の若衆はお盆、正月に来なくても、
お祭りには帰ってくる、それほどのお祭り好きです。
しかしここ30年ぐらい、
曳山だけが突出しすぎて、
本来のお祭りの在り方を忘れかけているところがあり、
この様な殺伐とした時代だからこそ、
日本人が忘れかけてる、お祭りの伝統、仕来り、縦関係の良さ、
を頑固に残すことが必要で、お祭りを良く伝承することが、
日本の文化を守ることに繋がると思います。
投稿者 角館町観光協会 : 07:08 | コメント (0)
2006年8月29日
▼ 清祓い(きよはらい)

(外町 田町上丁 稲穂)
外町 田町上丁の稲穂です。
9月7日〜9日に行われる「角館のお祭り」の始まりである
「御獅子巡行清祓い(おししじゅんこうきよはらい)」
が戸沢宮司の筆頭に「角館鎮守神明社」によって
8月25日〜29日の間に行われております。
1,676年を起源とする氏子全戸を清めて歩く特殊神事で、
お願いしている家では「御獅子神楽祈祷祭(おししかぐらきとうさい)」
が斎行されます。
笛、太鼓、すりがねを奏でながら、
佐竹家の家紋が付いた獅子で行う「御獅子舞い」の神楽、
刀を抜いて厄を退治する「剣(つるぎ)の舞い」の二つの神楽で清めてもらい、
御獅子にお祭りのはんてんや普段の着物を食べてもらい厄を祓います。
(写真が御獅子にはんてんを食べてもらっているところです。)
この行事がお祭りの始まりである事は地元の人達にも
余り知られていないところです。
「曳山ぶつけ」だけがこのお祭りではなく、
もっと奥深い伝統、仕来り、神事、仏事が含まれております。
歴史を学び、本当のところを知る事が、
これからのお祭りの趨勢に成るのではないでしょうか。
投稿者 角館町観光協会 : 07:34 | コメント (0)
2006年8月28日
▼ 担木(たぎ)

(外町 菅沢 角館町観光協会)
外町 菅沢 「角館町観光協会駅前蔵」の置山です。
先回紹介した下組に黒木綿を掛け、
約10メートルの置山に人形を飾り付けました。
「角館きがた」の製作で
外題は「児雷也豪傑譚話」(じらいやごうけつものがたり)
上の人形は「大蛇の丸」(だいじゃのまる)
左下の人形は「仙素道人」(せんそどうじん)
右下の人形は「児雷也」(じらいや)
この置山は明治45年頃までのお祭りの「担ぎ曳山」のなごりで、
明治45年に電線が張られるまで置山を小さくしたものを木にあげ、
担いでいたそうです。
現在の曳山で「楢の木で造る外枠の部分」の名前を「担木」(たぎ)と呼びます。
前担木(まえったぎ)、横担木(よこったぎ)等と呼ぶのですが、
これも「担ぎ曳山」の呼び名が残った名前です。
投稿者 角館町観光協会 : 07:39 | コメント (1)
2006年8月27日
▼ 秋の七草

(名勝桧木内川桜堤)
名勝桧木内川桜堤のススキの花が咲きました。
秋の涼しさを誘うススキですが、
今年はまだまだ残暑厳しく後の緑の背景のように、
夏真っ直中という感じです。
ススキ(薄)は秋の七草として知られ、秋を代表する
風物詩ともなっている耐寒性多年草です。
「山上憶良(やまのうえのおくら)」が
万葉集で秋の七草を詠んだこんな短歌があります。
「萩の花 尾花葛花 なでしこが花 をみなへし また藤袴 朝顔が花」
秋の七草とは「ハギ(萩)」「オバナ(尾花=ススキの花穂)」「クズ(葛)」
「ナデシコ(カワラナデシコ、河原撫子)」「オミナエシ(女郎花)」
「フジバカマ(藤袴)」「アサガオ(今のキキョウ、桔梗)」です。
今も昔も美しい物は変わりがないのですが、
その美しさの感じ方、表現の仕方が往時の人々の方が、
大胆かつ繊細に、感情深く、趣を含め上手だったように思えます。
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先日戴いたコメントへの返信
佐藤様
コメント有り難うございます。
カネエイさん、カネヤスさん、カネニさん、それに佐藤さん、
すごいですね。
歴史の深さを知らされます。
貴重なコメント有り難うございます。
