2008年5月31日
▼ 「緑ふる かくのだて」 エゴノキの花

(武村家 エゴノキ の花)
武家屋敷群南の入り口武村家の「エゴノキ」に
今年も可憐な花が咲きました。
「エゴノキ」は漢字では「野茉莉」の書き、
地域によっては「チシャノキ」「ロクロノキ」と云われているようです。
雑木林には普通に生えている木ということですが、
武家屋敷にはこの武村家ともう一本平福記念美術館の中に
あるだけで他には見当たりません。
夏にナナカマドのような赤い実が付きます。
その実は洗浄効果があると云われ、石鹸の無い時代には
前に紹介した「シャガジ」と同じように
現在の洗剤の代わりとして洗物に使用されたそうです。
更に「エゴノキ」の実にはエゴサトニンと言われる
一時的に魚をマヒさせる成分が含まれている為に、
小魚などを捕るときの「魚毒」にも使われたそうです。
この可憐な花を見ている限り、このような魚毒があったり
洗剤として使用できたりなどは考えも及びません。

(稲穂 白い「文目アヤメ」)

(稲穂 しゃがじ
昔洗剤の代わりに使用しました。
私達が子供だった時には
冬の遊び「なめらっこ」に使用しました。)
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先日戴いたコメントへの返信
ueno@大阪様
コメントありがとうございます。
写真を見ました。
確かに角館武家屋敷のポストです。
嬉しいですね。
どのような形でもいいですので、
角館の良さが発信できたら幸せです。
投稿者 角館町観光協会 : 05:44 | コメント (0)
2008年5月30日
▼ 「緑ふる かくのだて」 蔀戸

(内町 岩橋家 蔀戸)
岩橋家の蔀戸の障子の白と新緑、
そこに井戸の汲み取り桶がなんとも言いようの無い
素敵な景色を醸し出しています。
写真で見える部分の建具を『蔀戸(しとみど)』と云います。
平安時代から使用されてきた建具の一つで、
障子の部分は内側に引き上げるようにしてなっていて、
吊り金具でひっかけて固定し、下の木戸は抜いて寄せます。
すると北側が全て開放状態になり風通しの良い部屋になり、
暑いときに涼をとる為の方法で、
岩橋家ではこの水屋(みずや)の部屋の北側に施工されています。
水屋とは台所です。
普通の蔀戸は双方板戸ですが、
岩橋家の蔀戸の上の部分が障子に成っているは、
明かり取りの役目をするために改造されたもののようです。
雪国では冬季間に冬囲いや雪の為に外部の明かりが入りづらくなる為に、
この蔀戸だけではなく雨戸の上部も障子にしています。
普通は全部板張りにしますが、武家屋敷を見てまわると、
上記の理由で雨戸の上部分が障子にしているのが分かります。
この雨戸ですが、防犯上の安全対策で外部からの侵入を阻止する為に、
外からは戸をはずされない構造になっているそうです。

(石黒家 キササゲ
葉っぱがこんなにも大きくなりました)

(生保内竹の子
採り立ての 根曲がり竹の子
湯がきたてを味噌っこを付けて食べます。
一晩置くと下のところが固くなりますが
採り立てを湯がくと全て柔らかく食べる事ができ、
口の中に春の香りが広がります。
『こっでぇられねぇ〜ぐ うめぇ〜 あじぃ〜っこ だんし』)
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先日戴いたコメントへの返信
ueno@大阪様
コメントありがとうございます。
ueno様の近くのたばこ店にもこの赤いポストがあり、
しかもその店に角館のポスターが張ってあり
そこにこの角館のポストが移っているとの事。
うれしいですね!
なんか急に大阪に親近感が沸いてきて、
大阪が近いところに思えてくるのが不思議です。
しかも天下の秀吉の造った大阪城のある場所に
角館の存在があるなんて嬉しいですよね!
430年タイムスリップしたみたいです。
投稿者 角館町観光協会 : 06:18 | コメント (1)
2008年5月29日
▼ 「緑ふる かくのだて」 柏とポスト
(
岩橋家 柏の木の向こう側に赤いポストが)
柏の新葉の奥に赤いポストが見えます。
明治4年(1871)4月20日に新しい郵便が開業し、
はじめて 郵便ポストが現れました。
創業時の郵便ポストは「書状集箱」「集信箱」
等と呼ばれて木製だったそうです。
明治34年(1901)に火事に強い鉄製の赤色丸型ポストが考案され
「赤 くて丸い」ポストが町あちらこちらに出現します。
「赤色」はポ ストの位置をわかりやすくするためで、
丸くしたのは通行のじゃまにならないようにという配慮だそうです。
昭和24年(1949)改良され「 郵便差出箱1号」として
新しい鉄製ポストが現われました。
この頃はこの赤くて丸いポストはほとんど見かけなくなりました。
山菜のミズが大きくなってきました。
正式名ウワバミソウと言い一般的にミズやミズナと呼ばれる山菜で、
茎の根元の色違いによって「青ミズ」「赤ミズ」の種類があります。
山の沢の近くや湿気のあるところによく生えていて、
「水」に関係するので「ミズ」と名前が付いたのではと
個人的に勝手に思っています。
ミズたたき、お浸し、味噌浸し、辛子漬け、天ぷら、
煮付け、かやぎっこ、味噌汁の具、
何にでも合う山菜です。

(伝承館 国天然記念物60番木隣の「オオヤマザクラ」)

(赤ミズ)

(ミズかやぎっこ
比内地鶏とミズのかやぎっこ 醤油仕立ての味です。)
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先日戴いたコメントへの返信
ジャスミン様
コメントありがとうございます。
トトロの蕗を思い出すとの事ですが、
実はジブリ作品のアニメを担当している
「男鹿和雄」と言う人が
「平福百穂」が造った「角館高校」出身で
山の部分などをこの辺の奥羽山脈を
イメージして書いているそうです。
もしかするとトトロがさしているのは
「秋田蕗」かもしれません.。
もちろん食べることも出き、
主にお菓子として使用されています。
投稿者 角館町観光協会 : 06:09 | コメント (1)
2008年5月28日
▼ 「緑ふる かくのだて」 秋田蕗

(内町 東勝楽丁 滑川家の秋田蕗)
秋田蕗が大きな葉っぱを開いていました。
大きいものになると茎の長さが約1.5m 、茎の直径が5cm 、
葉の直径が約1.3mにもなる蕗です。
秋田民謡「秋田音頭」では
『秋田の国では♪ 雨が降っても唐傘などいらぬ♪
アー♪ソレ ソレ♪
手頃な蕗の葉 さらりとさしかけ♪
サッサと出て行くかえ〜♪
キタカサッサ♪ ドドンスカドン ハイナ♪』
と歌われているほど秋田の名物の一つにもなっています。
更に「「秋田蕗摺(あきたふきずり)」といって
草木染と同じような方法で、襖や屏風にして楽しんでいます。
「秋田蕗摺」は、秋田蕗の葉脈や茎の細かい筋を
布や紙に鮮明に刷り込む染色工芸で、
1862年(文久2年)に「宮腰精次郎」が考案し
「宮越家」代々伝えられてきた一子相伝の秘技で、
秋田・宮越家だけの作品となります。
角館では稲穂にて「宮越力(みやこしあつし)」の蕗摺りを
屏風として見ることができ、
いかにも秋田に来たと言う感じが醸し出されています。

(岩橋家 手前の南天の新芽)

(稲穂 宮越力の作品 蕗摺り一双)

(稲穂 宮越力の作品 蕗摺り二双)
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先日戴いたコメントへの返信
鈴木和恵様
コメントありがとうございます。
鈴木様が言うように素晴らしい角館を
毎朝散歩できる幸せを感じております。
今まで分からなかった草花、樹木を
色々な方に教えていただいて、
この角館紀行を書いています。
角館紀行を見ていただいている方々、
教え頂いた方々に、
感謝!感謝!の毎日です。
おサツ様
コメントありがとうございます。
土の中から出てくるのに、
(決して土を馬鹿にしているのではなく
色の問題ですので)
あんなにも綺麗な紫色になるなんて、
しかも何百年と同じ色で咲いてきた文目に、
敬服したいと思います。
それにしても雨上がりのしだれ桜の
新緑のトンネルおサツ様に是非見ていただきたい。
更におっしゃる様に
角館は「一日観光には無理」との事、
皆様貴女様のような方ばかりだと、
角館の良さをもっと伝えることが出来るのですが、
なかなかそうはいかず、
このように毎日角館紀行で
少しずつ伝える努力をしております。
これからも宜しくお願い致します。
yo-ko様
コメントありがとうございます。
このしだれ桜の写真の前で深呼吸を
して頂いた事ありがとうございます。
そこまでして頂いた事に感謝の一言です。
是非明日にでもyo-ko様を今のこの武家屋敷群に
招待して実際の場所で深呼吸して頂きたい
気持ちで一杯です。
朝のこの光景は
言葉では言い表しようの無いくらいに、
写真でも全てを表現できないくらいに、
素敵で素晴らしい景色です。
投稿者 角館町観光協会 : 06:28 | コメント (1)
2008年5月27日
▼ 「緑ふる かくのだて」 文目(あやめ)?

(田町武家屋敷 背景に鬼川家)
田町武家屋敷に文目(あやめ)?が咲きました。
「いずれ文目(あやめ)か 杜若(かきつばた)」
と言われるているくらいに文目と杜若の花は
見分けがつきにくいそうです。
この二つに似ているのが「花菖蒲(はなしょうぶ)」ですが、
こちらの方は花が大きくジャーマンアイリス
のような大きな花をつけるので比較的分かりやすく、
更にジャーマンアイリスとの違いは
茎に沢山お花を付けるのがジャーマンアイリス、
先に花が一つしか付かないのが花菖蒲だそうです。
お生花に活けられるのは「杜若」が多いそうです。
万葉集にも「文目か杜若」が詠われており、
江戸時代には「鈴木春信」「歌川広重」の浮世絵にも
描かれているようです。
さてその花は「文目か杜若」どちらの花でしょうか?
それとも花菖蒲でしょうか?
武家屋敷の文目は何時の時代からの花でしょうか?

(伝承館前から平福記念美術館への景色)

(野びろっこ 皮がついたまま)

(野びろっこ 皮をむいた物
味噌を付けてそのまま食べたり
味噌漬けにしたりします。
今回は初めて「ミズたたき」に入れてみます。)
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先日戴いたコメントへの返信
観光人
コメントありがとうございます。
「武家屋敷で植物図鑑ができあがるのでは」
まさにその通り武家屋敷には
様々な樹木、花が満載で、
まるで植物園のようで毎日楽しくなります。
観光人様も散歩に是非参加してください。
坂本家の「ネツベリン」ですが「ネツベンリ」の方が
効き目がありそうですよね。
私もそのように思います。
木もれび様
コメントありがとうございます。
「シャトウ」「ボルドー」
フランスワインなのですね。
と言うことは坂本家では
昔ワインも売っていたのでしょか?
今度坂本家の母さんに聞いてみます。
薬局とワインとは、なんか想像できません。
でも面白い看板ですね!
